ユーザー様からのお声
(兵庫県西宮市)
大西 正孝先生
当院では、唾液で行うPCR検査を西宮市内の医院の検査室に委託して行っています。そこでは、スディックスバイオテック社のSGNP nCoV/Flu PCR検出キットを用いて、新型コロナウイルスだけでなく、インフルエンザウイルスの検出も一度に行える国内で唯一の検査方法を採用していることが、委託している理由です。勿論、保険診療の一環として行っています。
唾液で検査を行う利点は、採取が簡単で、患者さんの痛みがなく、また特殊な器具を使う技術も必要ありません。自宅での採取も可能です。
飛沫が防げて当院内の環境感染予防という観点からも利点があります。
スディックスバイオテック社のキットを用いた唾液内のウイルスを濃縮・精製してPCRで検出するので、高い精度で感染ウイルスを検出できます。よって、早期の確定診断が可能であり、タイムリーに抗ウイルス薬を処方することができています。
一般的なPCR検査に要していた時間が大幅に短縮されるのも利点です。
当院の患者さんは、大人の人がほとんどであり、採取方法を記した用紙を渡して自宅で唾液を採取して持ってきてもらうか、または当院で採取希望の患者さんの場合は、感染防御のため特設したブース内で採取して頂きます。唾液を検体として使用できるからこそできる採取方法だと思っています。以前は検体を上記の検査室へ届けていましたが、今では改善されて、12時前までに知らせると検体を12時半頃までに回収してくれます。そして、検体回収後、2時間足らずで結果がメールで届きます。結果が届くまでに数時間要していた従来のPCR検査に比べて有意に時間短縮ができ、結果が出次第、患者さんに電話で知らせています。その結果、午後診時に、当該患者さんに薬を渡すことも出来ています。よって、今まで行った約130人の患者さんでは満足いただく結果となり、検査の有用性を実感しています。新型コロナウイルスの特例処置が終わりますが、検査をすれば的確に薬を飲んでもらうことが出来るので、今後も引き続きスディックスバイオテック社のシステムを使っていこうと思っています。