サンプル・梱包についてのご注意

受託解析サービスに使用するサンプル、サンプル送付に関する諸注意事項です。

解析対象となる検体(サンプル)とバッファーについて

  • タンパク質(糖鎖への結合特性や親和性解析には、高純度の精製品をお勧めします)。

  • ウイルスや細菌(培地は遠心分離等で、可能な限り省いてください)。

  • 細胞や菌体のライセートや血清、培養上清などの混合物も測定できますが、詳細な解析は不可能です。なお、流路の詰まりを防ぐため0.45μmシリンジフィルターを通すなどしてデブリスを取り除いて下さい。

  • 一般的に、最低限必要なタンパク質の量は、2μMの濃度で400μLです。

  • 測定出来るサンプルは、文部科学省が「遺伝子組み換え生物などの使用等の規制による生物の多様性の確保に関する法律」にて定めるP2レベル以下のものに限らせていただきます。

  • デフォルトの測定バッファーはPBS-T(0.05%のTween-20を含むPBS(-)、pH=7.4)です。

  • 測定バッファーと検体を溶解しているバッファーは同じものを使用しますので、バッファー交換が必要になる場合があります。

  • エタノールやDMSOなどの有機溶媒、DTT(Dithiothreitol)や2-ME(2-Mercaptoethanol)などの還元剤を含むバッファーは使用できません。


  • 梱包と送付について

  • サンプルが封入されている容器をパラフィルムで巻くなどして、輸送中にサンプルが漏れ出さないようにしっかりと密封してください。

  • サンプルが入っている容器には必ずサンプル名もしくはサンプル番号を明記してください。

  • サンプルの保存方法に応じて、冷蔵または冷凍の宅配便にて弊社宛ご送付ください。

  • 冷蔵保存サンプルの場合は、発泡スチロールの箱に保冷剤と共にサンプルを梱包してください。

  • 冷凍保存サンプルの場合は、発泡スチロールの箱(ガス抜きのため、ドライバーなどで蓋に数カ所穴を開けてください)にドライアイスと共にサンプルを梱包してください。

  • サンプルは前もってメール等でご連絡いただき、土日祝日や年末年始を除く、平日9時から18時30分までに到着するようにご送付下さい。